こんにちは。
ゆうです。
佐渡のお話を書いている途中ですが、最近行った鹿教湯温泉(かけゆおんせん)という温泉がなかなかこじんまりとした良いスポットだったので記事にしてみます。長野の山奥、高速も、新幹線も、在来線の駅さえも近くにないような場所ですが、なかなか秘湯な感じで面白かったです!では詳しく紹介します。
鹿教湯温泉
鹿教湯温泉の場所
もちろん「鹿教湯温泉」とグーグルマップで打てば出てくるのですが、どんだけ山奥にあるのかをご覧ください(笑)
上信越自動車道、長野自動車道のちょうど中間くらい、新幹線はもちろん電車が通っていないのがわかるかと思います。僕はたまたま車で群馬から松本へ行く用事があり、高速を使って大回りするのと時間も変わらないので、佐久から松本へ山の中を抜けるルートを選びました。
そんな中、行きにふと目に入ったのが「鹿教湯温泉」でした。何となく惹かれて気になっていたので帰りに寄ってきたという感じです。本当に下調べのない思い付きツアーでした(笑)
駐車場
鹿教湯温泉では、交流センター(観光協会?)の前が無料の駐車場となっています。
小さな温泉街なので、交流センター前に置けば徒歩で十分回れます。温泉街は道が狭いので、路駐や無断駐車は厳禁ですよ~。
鹿教湯温泉でのお昼ごはん
ちょうど鹿教湯温泉に到着したのがお昼時だったので、何を食べようか迷っていました。僕は麺類が好きではないので、定食屋のような場所を探したのですが、見つからず、、、
そこで、観光協会のチラシを眺めていると「蕎麦屋」の紹介が。人気店!?なんて書いてあるので気になってしまいました。せっかく長野に来ていることもあり、そばを食べることに決定。普段は食べないんですが、遠出したときは気分が変わるんですよね(^^)
さて、今回行った蕎麦屋さんは「みつわや」というお店。パンフレットによると、十割蕎麦を打っているらしい。
入り口の雰囲気は、緑が多く静かな感じがして良かったです。
入ってみると、古民家のような(というより古民家そのまま)の内装で、どことなく「おばあちゃんの家」のような感じがします。いくつかテーブルがありお客さんは数人でした。
入店しても誰も案内には来ず、とりあえず席に着くもののやっぱり来ず、、、仕方なく奥のほうに行って声をかけると、やっと気づいてくれました(笑)一生懸命作っていたんですね~
さて、メニューはこちら
更科蕎麦というのがお高いけれどおいしそうなかんじ。しかし、「今日はもり蕎麦しかないんだよ~」と言われてしまい、それを注文。待つこと10分くらいでお待ちかねの蕎麦が出てきました。
写真ではわかりずらいですが、結構大盛りな感じです。あと、箸置きに生け花という初めてのおもてなし(笑)
他のお客さんは別の花でしたね。思わずほんわかしてしまいました。
さてさて、肝心の味は、、、
う、うまい!
ってか十割蕎麦ってぼそぼそのイメージしかなかったけど、つるっとしていてめちゃくちゃおいしいやん!
って感じで感動してしまいました。ほんとのことを言うともう少し蕎麦の香りがほしかったですが、おいしいことには変わりありません。なかなか良いお店に巡り合えたなと思い、楽しい気分になりました。
最後にはヨーグルトのババロア&ブルーベリーと、洋菓子がデザートで出てきました。アクセントにコーヒーを入れているとのことで、最後にさっぱりと締めることができました。デザートは日替わりなんでしょうかね?
近くを散策
みつわやのおばちゃんに教えてもらい、やっぱりおすすめの温泉は「文殊の湯」だということで、近くをぶらぶらしながら向かうことに。そんなに広い場所じゃないんですが、ちょうどよい範囲に旅館やお堂、河原、温泉なんかが散らばっていて、この「こじんまり感」がクセになる感じでした。
紅葉橋
まず、川のほうへ行くと橋が架かっていました。
名前は紅葉橋というらしい。レトロな感じで僕は好きですね~
橋からの眺めは結構きれい!ちょっと山手に歩いただけなのに、きれいな川が流れています。僕の心が病んでいたのか、洗われるような気持になりました。
薬師堂
もう少し先へ進んでいくと薬師堂があります。
そして、僕が気になったのは横にあるお墓みたいな場所。
よく見るとお墓では無いよです。お地蔵様の下に彫ってあるメッセージを見ると、亡くなった人への思いや、旅の安全を願ったものなど様々でした。なぜかわからないですが、これらのメッセージはすごく心に響いて、とてもあったかい気持ちになりました。特に気になったのが下の写真のものです。
”亡夫供養 きげんよく待ってね”
この文を見たときは、仲の良い夫婦だったんだろうなと想像して、「そんな夫婦になれたら良いな」と思ってしまいました。
また、写真の奥にも見えますが、ここはあたり一面青々とした木々で覆われているので、見上げるとこれまた心が洗われるような気分になります。季節がよかったのもありますが、何かパワースポット的な場所なんでしょうか?(笑)
文殊堂
薬師堂から見えるくらい近くに文殊堂もあります。この辺りでは一番大きなお堂でしょうか?とは言っても人はほとんどおらず、どこに行っても静かでした。
左側におみくじもあります。僕は吉でしたね~。
文殊の湯
文殊堂の階段を下りると、目の前に文殊の湯が見えます。ちょっと珍しい(らしい)屋根のついた五台橋を渡るとすぐです。
入館料は300円と非常にお手頃。こじんまりとした場所ですが、内湯と露天風呂があります。文殊堂正面の階段を下りると、この文殊の湯の露天風呂が少し覗けてしまうのは秘密です。女性の方は入浴の際に注意ですね(笑)
温泉は無色透明のお湯で、硫黄のにおいはありません。温度は少し高めなので、夏だとずっと入っていられないくらいです。ですが、露天風呂からは川のせせらぎが見えるので、ついつい長風呂してしまいました。お昼に入る露天風呂もまた良いものです!
温泉でしっかりと温まり、出てからはロビーでゆったりと休憩してのんびりとした時間を過ごしました。
アップルパイ
温泉から出て帰宅しようと思い駐車場への道を歩いていると、「さいとう菓子工房」というお菓子屋さんの看板が目に入りました。
結構新しい建物で、アップルパイを推しているようです。温泉に入ってのどが渇いていたので、アップルパイでも食べながらアイスコーヒーを飲みたくなり、ふらふらと店内へ。店内の奥に飲食スペースがあったので、そこで注文したアップルパイとアイスコーヒーをいただきました。
一口食べてみると、サクッとしたパイ生地の食感と、バターの香りと味が口に広がって、一瞬でファンになってしまいました。この時は一つでおなか一杯になってしまいましたが、次の機会には別のケーキなども試してみたいです。
めっちゃおいしいので、鹿教湯温泉に行った際はぜひ行ってみてください。
まとめ
今回はたまたま見つけた鹿教湯温泉のご紹介でした。
アクセスが良くないところが欠点ですが、その分人も多くはなくゆったりとした時間が過ごせると思います。温泉、蕎麦、アップルパイ以外にも楽しめることがたくさんありそうです。7月頭はホタルが飛ぶそうですよ~。
夫婦で、カップルで、もちろん一人でも!気になった方は訪れてみてください。
それではこの辺で。
ではまた!