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考えすぎて動けない人が行動するコツと具体例(慎重さ×内省)

投稿日:2020年12月29日 更新日:

慎重さ×内省

こんにちは。
ゆうです。

僕はストレングスファインダーの慎重さ×内省という、動く前に考えるタイプの資質が上位に2つもある人間です。

今回は動く前に熟考してなかなか行動できなくなりやすいタイプの僕が、どのようにして行動に結びつけているかを実体験を交えて書いていきたいと思います。

慎重な性格だったり、ストレングスファインダーで慎重さや内省が上位にあってなかなか行動できなくて悩んでいる人に読んでもらえたらと思います。

慎重さ:2パターンの感情、内省:思考の具現化、その他の資質で後押し

先に結論を言ってしまうと、以下の3つが大事だと考えています。

1. 慎重さは「安心」と「危機感」の2パターンを日常に取り入れて活かす。

2. 内省は思考を具現化する行動パターンを見つける。(僕の場合は紙に書き出す)

3. その他の資質で行動を後押しする。

もちろん、どんな資質の人であっても、自分の参考になる部分だけ活用してもらえればと思います。

資質の紹介

では、具体的な話に入る前にストレングスファインダーの簡単な説明と、僕の資質の紹介をしておきます。知っている方は読み飛ばしてもらってもよいと思います。

僕がここで書いている「資質」とは、ストレングスファインダーという分析の結果で得られる分類を指します。ストレングスファインダーについて後々記事を書くつもりですが、まだ書けておらずすみません(泣)

代わりにストレングスファインダーのテストが受けられるコード付きの本を紹介しておきます。簡単には説明するので、先に読み進めてもらっても大丈夫です。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

ストレングスファインダーは、自分の特徴であったり、得意や不得意を表すもの=つまりポケモンのタイプみたいなものだとイメージすればわかりやすいと思います。「炎タイプは草タイプに強いけど、水タイプには弱い」みたいな感じです。良い悪いがあるわけではなく、あくまでそれぞれの特徴です。資質は全部で34個あり、診断テストを受けるとより強く発揮されるものから順番に並べられた結果が出ます。34個の資質は実行力、影響力、人間関係構築力、戦略的思考力の4つのタイプに分類されます。

さて、僕の資質の上位は慎重さ、調和性、回復志向、内省、共感性、未来志向、学習欲、自我、分析思考、適応性となっていて、タイトルにもある慎重さが1位となっています。また、慎重さと内省について簡単に説明すると、以下のようになっています。

慎重さ:リスクがないかをよく考えて、問題ないと確認してから行動する資質。石橋を叩いて渡るタイプ(渡らないこともある)
実は実行力の資質です。

内省:物事の本質をじっくりと考えるのが好きな資質。脳内ディスカッションして、思考がぐるぐるするタイプ。
戦略的思考力の資質です。

では、ここから経験談とアクションプラン(?)の説明に入っていきます。

慎重さが行動するときは2種類

まず慎重さについてです。慎重さは実行力の資質なので、本来は行動に結びつけることができる資質です。しかし、その「リスクを嫌う」特性からなかなか行動に繋げるのが難しく、うまく使えている人がいない印象でした。僕もずっとそんな悩みを持っていましたが、最近やっと慎重さをうまく使うことができるようになってきました。

僕は慎重さの人が行動できるパターンは2通りあると考えています。

1つめは「リスクがない!」と気づいたときです。(=安心)
例えば、僕は本に投資すると決めています。もし本の内容が大外れでも、たった1500円程度の損失です。中学生ならば1500円は大金かもしれませんが、社会人であれば問題ないと思える金額なのではないでしょうか?少なくとも僕の中ではリスクがないという判断になっています。それよりも、本を買わないことで成長できない「リスク」があると考えています。

もう一つの例としてはFF(ファイナルファンタジー)やドラクエのプレイがあります。ボス戦の際は十分にレベル上げして、回復薬などもしっかりと準備できた段階で挑戦します。間違ってもいきなり突撃ということはないですね(笑)

慎重さはよく「石橋を叩く人」と表現されることがありますが、まさにそんなイメージですよね。慎重さを持っている人は事前準備を大事にすることで行動につながります。そこで、例えば仕事などでは、上司に言われていなくても会議前に資料を用意するなど、自分が安心できる材料を用意しておくことが大事だと思います。

2つ目は「このままだとヤバい!」と気づいたときです。(=危機感)

1つめで説明したように、慎重さは「安心」を求める資質です。しかし、その安心が脅かされて「危機感」を感じるときにも行動力を発揮します。

例えば、僕の過去の経験では部活を途中退部したことが印象に残っています。僕はよく「おとなしくて優しい」とか、「雰囲気がやわらかい」と言われます。こんな僕ですが、中学まではサッカー部に所属していました。そして、高校になったときに何も考えずサッカー部へ入部したところ、やんちゃなメンバーばかりですごく居心地が悪く感じるようになりました。最初は頑張ろうとしましたが、あまりにもチームメンバーと性格が合わず、毎日が辛く感じていました。「このままだとヤバい!」と感じた僕はサッカー部を辞め、個人競技の卓球部へ転部しました。結果、性格の合う友達ができ、同じく高校から卓球を始めた仲間とペアを組み、県大会ベスト16まで勝ち進むこともできました。

「危機感」を起点として行動を起こすには、自分の未来への危機感を持ち、リスクを比較することが大事だと思います。

先ほどの例において、僕はサッカー部を続けると高校生活がずっと嫌な状態で終わってしまうと感じ、どうにか変えたいと意識しました。もちろん、部活を変えるとなると「変えた先の部活で仲良くやっていけるか?」とか、「辞めたことでいろいろ陰口など言われないか?」などの不安も生まれました。しかし、「今のまま継続しても未来がない。部活を変えたほうが未来がありそう。」と考えることにより、卓球部へ転部することができました。

慎重さの人はリスクを見極める能力(+先を読む能力)が高いので、まずは「現状が続いたらどうなるのか?」を明確にイメージすることから始めていきましょう。

内省は思考を具現化することで行動に繋げる

次に内省についてです。内省は戦略的思考力の資質なので、慎重さとは異なり実行力を発揮する資質ではありません。そのため内省の上手な使い方は、行動を邪魔しないように思考を整理するという方法だと考えています。

内省は物事を深く考えることができる資質ですが、思考が堂々巡りして行動に移せないという欠点もあります。

僕の場合、慎重さと組み合わさることで強力なストッパーとなっていました。そんな僕が内省を活用できたのは「紙に書き出す」という方法を覚えたからです。

本当にシンプルですが、ただ紙に書き出すだけで内省がうまく使えるようになりました。目的もシンプルで、思考を整理するためです。

内省を持っている人は思考を整理してすっきりするまで、「あーでもない」、「こーでもない」と考え込んでしまいます。これをいったん紙に書き出すことで驚くほど思考が整理できたりします。

例えば、答えのわからない問題に悩んでいたとき、誰かに相談して内容を説明していると答えが頭に浮かんだ経験はないでしょうか?

人は思考を言葉や文字にして具体化することで整理できます。特に思考が深くなりやすい内省持ちの人はぜひ紙に書き出すことを試してほしいです。

ひとまず30分くらい時間をとって、A4用紙に自由に思ったことを書き出してみるのが良いと思います。このとき、おすすめの方法はジャーナリングという手法です。自分の思考をそのまま紙に書き出していく手法で、気を付けることはただ一つ、ゆっくりでもよいのでペンを止めずに書き続けるというだけです。頭の中をそのまま書き出すイメージで、何も浮かばないなと思ったらそのまま「何も浮かばないな」と書き出していきます。すると、友達に相談したときにひらめきがあるように、思考が整理できていきます。

だまされたと思って一度トライしてみてください!

また、紙に書き出すというのはいろいろな人が進めていて、例えば赤羽さんのゼロ秒思考などが有名です。もし興味があればこの本を読んでみるのもお勧めします。

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

その他の資質でカバー

最後に少しだけ他の資質でカバーする方法を説明したいと思います。

ストレングスファインダーを使うと得意なことと苦手なことが明確になります。得意なことはそのまま伸ばしてうまく使えばよいことが直感的にもわかると思います。しかし、重要なのは苦手なことにどう対処するのかという部分です。

もし、上位に実行力の資質がゼロだった場合、その人は行動できず何も成果を出せないとあきらめるしかないのでしょうか?

もちろんそんなことはなく、ほかの資質でカバーすることが重要となってきます。

僕は実行力の資質である慎重さと回復志向があるため、比較的行動にはつなげやすい資質を持っています。しかし、慎重さと内省のブレーキ力により進まない場合、その他の資質を活用していきます。

例えば僕の5位の資質:共感性を意識した場合、感動を共有したいと思うことでモチベーションを上げて行動に結びつけることができます。このブログはまさに共感性を活かして執筆しています。

慎重さは自分の情報が公開されたりするのを嫌う性質があり、あまり目立ったりするのが得意ではありません。そのため、オープンなネットに自分の考えをアウトプットするということには抵抗がありました。

しかし、僕は自己理解が進まなかったり、慎重さをうまく活かすことができずに悩み続けてきた経験があり、似たような人がいるならば少しでも助けになりたいと思ったことで、この記事を書くに至っています。これは僕の共感性がをうまく活かして行動に繋げることができた良い例だと思います。

そして、もう一つ伝えておきたい点は、資質を使う=環境を作るということです。

資質を意識して使うというのはなかなか難しく、たまたまうまく使えたり使えなかったりすることが多いです。これを回避するには「資質を発揮できる環境を整備する」ことが重要で、ここがすべての肝になると思います。

先ほど説明したブログの例でいうと、同じ悩みを持っている人に伝えたいという共感性が発揮されたからでした。ではこれがどのようにして発揮できたかというと、自分で慎重さが行動できない悩みについて調べて同じような悩みを持っている人がいると気づいたことでした。これにより、「同じ悩みを持っている人に伝えたい」と思うことができ、行動につながりました。

今回は偶然の部分が大きかったかもしれませんが、これをきっかけに「同じ悩みで困っている人がいるかも」と想像できるようになりました。そしてこれからは意識することで、記事を書くときに「同じ悩みで困っている人がいるかも」と思うことでより行動に繋げることができると思っています。

このようなパターンは人それぞれだと思うので、ぜひ自分特有のパターンを見つけてほしいと思います。

相談受け付けます

最後に、僕はより自己理解を深めるために、相談を受けてみようと考えています。調和性や共感性もあり、人の話を聞くのは得意で苦じゃないので、誰かの役に立ってみたいなと。

もし、「自己理解を始めたいけど何から始めたらよいかわからない」とか、「自分の資質でここがよくわからない」、さらには「ただ悩み事聞いてほしい!」といったことまで、相談事があればお問い合わせページからメッセージください。

それでは今回はこの辺で。
ではまた!

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